グラボとはグラフィックスボードの略です。(他にもビデオカードと呼ぶ場合もあり)
その主な役割は、写真や動画、ゲームなどの映像に関する処理を担っています。高性能なグラボを選べば、4K動画編集や3Dゲーム、VRなど幅広い用途で使えます。
ディスプレイ出力などの環境面にも左右するため慎重に選びましょう。この記事で「デスクトップ・ノートPC別のベンチマーク一覧」を紹介していますので、パーツ選びの参考にしてください。
グラボの役割
- 描画性能がアップする
- 複数のディスプレイ表示も快適になる
- 映像コンテンツの処理が高速化する
- 3Dゲームも滑らかに表現できる
最初に結論的なことをいうと、オンボード(グラボ無し)でゲームや編集作業に挑むのはおすすめできません。快適に動作してこそ作業も捗るからです。
画像が表示されるのが遅かったり、表示されてもきたなかったら気分が下がりますよね。処理が反映されるまで時間がかかると「もういいや」ということにもなりかねません。
せっかく始めた作業やゲームが楽しめないなんて元も子もありません。
高性能な物を無理して選ぶ必要はありませんが、良い物を選んでおけば長期的に使えますし、用途も広がります。GeForece RTX4060、5060あたりなら、比較的手ごろで性能的にも充分だと思います。
ミドルクラスを軸に選ぼう!
ミドルクラスのRTX4060があれば動画編集やほとんどのオンラインゲームにも使えて安心です。
下位クラスのRTX3050でも処理ができない訳ではないので、初心者や価格重視の方は選択としてアリです。逆に高解像ゲーミングを想定している人は、RTX5070以上が必要。
【予算別】おすすめグラボ
予算 | 用途・解像度 | おすすめグラボ(※がイチオシ) |
10~15万円 | フルHD | RTX5060、RTX5060Ti、RX7600、※RX9060XT 8GB VRAMがメイン CPUはRyzen 7 5700X、7500Fが中心 |
15~20万円 | フルHD~WQHD 配信 |
RTX5060Ti(16GB)、※RTX5070、RX9060XT、 CPUはRyzen 7 5700XやRyzen 7 7700 RTX5070が選べるとアツイ 配信やるならメモリは32GBに! |
20~30万円 | WQHD~4K 配信、競技 |
RTX5070、※RTX5070Ti、RX9070XT CPUにX3Dが選べるとアツイ バランスかゲーミングか検討 |
30万円以上 | ガチゲーマー | ※RTX5070Ti、RTX5080、RX9070XT CPUはRyzen 7 9700X、9800X3D、7800X3D、Core Ultra7 265Fなど |
デスクトップパソコンのベンチマーク
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GPU | PassMarkスコア |
GeForce RTX 5080 |
36092 |
GeForce RTX 5070Ti | 32786 |
GeForce RTX 5070 | 28876 |
GeForce RTX 5060Ti | 22453 |
GeForce RTX 5060 | 21294 |
GeForce RTX4090 | 39283 |
GeForce RTX4080 | 35288 |
GeForce RTX4070Ti | 31743 |
GeForce RTX4070 | 26956 |
GeForce RTX4060Ti | 22489 |
GeForce RTX4060 | 19961 |
GeForce RTX3090 | 25611 |
GeForce RTX3080 | 23835 |
GeForce RTX3070Ti |
23144 |
GeForce RTX3070 | 21650 |
GeForce RTX3060Ti | 19684 |
GeForce RTX3060 | 16616 |
GeForce RTX3050 | 12707 |
GeForce GTX1660Ti | 12803 |
GeForce GTX1660 SUPER | 12705 |
GeForce GTX1660 |
11371 |
GeForce GTX1650 |
7895 |
ノートパソコンのベンチマーク
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GPU | PassMarkスコア |
GeForce RTX5080 |
27177 |
GeForce RTX5070 | 19966 |
GeForce RTX5060 | 17591 |
GeForce RTX5050 | 15777 |
GeForce RTX4080 | 26812 |
GeForce RX4070 | 19904 |
GeForce RX4060 | 18458 |
GeForce RX4050 | 15083 |
GeForce RTX3080 | 16628 |
GeForce RTX3070 | 14140 |
GeForce RTX3060 | 12151 |
GeForce RTX3050 | 9330 |
GeForce GTX1650 |
7002 |
GeForce MX550 | 4534 |
各ベンチマークは、BTOショップのホームページ等に掲載されている「Fire Strike」ベンチマークスコア一覧を参考にさせていただいております。構成にバラつきがある他、性能を保証するものではございませんのでご了承ください。
まとめ
・グラボはコスパの良いミドルクラスを軸に選ぼう!
基本的にはRTX5060、RX9060XTなどのミドルクラスから検討を進めていくのが無難です。遊びたいゲームに必要な性能を見極めて、グレードアップが必要か考えていきましょう。最近はビデオメモリ(VRAM)を多く消費するゲームも増えていたり、配信を行う人も増えています。
BTOパソコンメーカーのサイトで人気ランキングをチェックして、人気のあるグラボを選ぶのもおすすめです。みんなが使っているグラボなら安心ですし、コストパフォーマンスの高いモデルも見つけやすいです。
デスクトップなら15~20万円あたりのモデルが選べると、ワンランク上の快適性が得られるのでおすすめですよ。
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