モバイル版(ノートパソコン向け)の「GeForce RTX4070」と「GeForce RTX5070」の性能比較をします。
ゲーミングノートでもワンランク上の快適性を備えたミドルハイクラスのグラボを比較します。新旧で実際にどれくらい性能がアップしたのか?もし性能アップしていないならRTX4070を選ぶほうがコスパが高いのか?そのあたりをチェックしていきます。
どちらを選ぶかは予算や用途で異なると思いますが、おすすめモデルもまとめて紹介しますので参考にして下さい。
目次
GeForce RTX4070 vs GeForce RTX5070
解説に入っていく前に「GPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「GPUの選び方(スコア)」という記事を参考にしてください。
ちなみにこの記事では、仕様や規格といった情報はあえて紹介しておりません。その代わり「実行速度」をできるだけ重視してお伝えしておりますので参考にしてもらえると嬉しいです。
掲載されたスコアは参考データであり性能を約束するものではございません。
GPUスコア(PASSMARK)
GPU | スコア(PassMark) |
GeForce RTX5070 | 19853 |
GeForce RTX5060 | 17527 |
GeForce RTX5050 | 15458 |
GeForce RTX4070 | 19548 |
GeForce RTX4060 | 17430 |
GeForce RTX4050 | 15769 |
GeForce RTX3070 | 15565 |
GeForce RTX3060 | 13313 |
RTX5070はRTX4070と比較するとスコアは横ばい…データがそろってないからだとは思いますが数字的には控えめなようです。
ただしRTX5050<RTX5060<RTX5070と順当にスコアが上がっているので最新世代から選ぶのは割と容易。旧世代の4000番台から無理に入れ替える必要はなさそうですが、3000番台以前を使っているなら入れ替えはしても良さそう。
>RTX5060搭載のおすすめパソコン
>RTX4060搭載のおすすめパソコン
比較に使ったパソコン
名前 | G TUNE H6 | DAIV Z6 |
画像 | ![]() |
![]() |
CPU | Ryzen 9 8945HX | Core i9-13900H |
GPU | RTX5070 | RTX4070 |
メモリ | 32GB | 32GB |
SSD | 1TB | 1TB |
価格 | 約28万円 | 約36万円 |
リンク | 公式HPへ | 公式HPへ |
今回のテストではマウスコンピューターのからノートパソコンを2台準備しています。
ゲーミング性能差(RTX4070 vs RTX5070)
FF15
RTX5070
RTX4070
GPU | 設定 | スコア |
RTX5070 | 3840×2160(標準品質) | やや快適(6422) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(17535) | |
RTX5060 | 3840×2160(標準品質) | やや快適(5231) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(14644) | |
RTX5050 | 3840×2160(標準品質) | 普通(4014) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(10345) | |
RTX4070 | 3840×2160(標準品質) | やや快適(5163) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(11724) | |
RTX4060 | 3840×2160(標準品質) | 普通(4493) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(12899) | |
RTX4050 | 3840×2160(標準品質) | 普通(4066) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(11812) | |
RTX3060 | 3840×2160(標準品質) | 普通(3585) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(9609) |
RTX4070とRTX5070を比較すると、フルHDで約50%、4Kで約24%のスコア差が出ています。
RTX4070搭載モデルのが薄型クリエイター向けパソコンということもあってか、差はかなり大きくなっています。そうした背景を排除したとしても性能差はちゃんと感じられそうです。
PASSMARKスコアだけを見ると心配なところもあり、よくて10%くらいよくなっている程度かと思いましたが思った以上の伸びを見せてくれてほっとしました。
モンハンワイルズ
RTX5060
RTX5070
フルHD/ウルトラ設定 | フレーム生成オフ | フレーム生成オン |
RTX5070 | 快適にプレイできます 23184/68.76FPS |
快適にプレイできます 17712/104.98FPS |
RTX5060 | 快適にプレイできます 18361/54.58FPS |
快適にプレイできます 15172/89.84FPS |
RTX5050 | 問題なくプレイできます 10816/32.66FPS |
設定変更を推奨します 7704/45.29FPS |
モンハンワイルズは、RTX5070ならフレーム生成なしでも、FHDウルトラ設定で60FPSを超えてくれます。最新ゲームも対応できるという点で評価できます。
動画編集
一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。
製品 | 構成 | 処理時間 |
G TUNE H6 | Ryzen 9 8945HX×RTX5070 | 2分02秒 |
G Tune P5 | Core i7-13620H×RTX5060 | 3分54秒 |
G Tune W4 | Core i7-13620H×RTX5050 | 4分36秒 |
DAIV Z6 | Core i9-13900H×RTX4070 | 3分13秒 |
DAIV S4 | Core i7-13700H×RTX4060 | 3分47秒 |
DAIV 5N | Core i7-12700H×RTX3060 | 3分54秒 |
G-Tune P6 | Core i7-12650H×RTX4050 | 3分12秒 |
RTX5070搭載モデルとRTX4070搭載モデルの差が1分以上生まれています…
パソコンを選ぶならデザイン、冷却性、バッテリーもち、画面サイズなど色々見るところはありますが、性能だけならRTX5070でいいような気がしてきますよね。
結論:GeForce RTX5070が性能面ではウマい!
・GeForce RTX5070が性能アップを期待できる!
・RTX5070との性能差は約20~50%くらい
・RTX5070搭載モデルはCPUの性能も高い!
・型落ちで安いならRTX4070もあり!
GeForceRTX4070とRTX5070を比較してきました。
一部では差が感じられない両社でしたが、ふたをあけてみるとちゃんとRTX5070が最新世代らしい性能進化を見せてくれました。RTX4070は市場では姿を消しつつありますし、実はそんなに価格差があるとも言えないので最新のRTX5070搭載モデルから検討していくのがおすすめです!
GeForce RTX4070/RTX5070搭載のおすすめゲーミングノートパソコン
マウスコンピューター G-Tune H6
CPU | Ryzen™ 9 8945HX |
GPU | GeForce RTX™ 5070 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
価格 | 279,800円 |
今回のテストで使用したマウスコンピューターのゲーミングPCです。16型大画面モニターは300Hzリフレッシュレートに対応!CPUもグラボも高性能なのでデスクトップに負けない処理能力を実現しています。最新ゲームタイトルもしっかり遊びたい、数年後も現役で使えるスペックが欲しいという人におすすめです。必要ならRTX5080、RTX5090も選べます!
マウスコンピューター DAIV Z6
CPU | Core i9-13900H |
GPU | GeForce RTX4070 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
価格 | 36万9800円 |
今回のテストに使用したモデルです。第13世代Core i9-13900HとGeForce RTX4070搭載のハイパフォーマンスモデルで、16型WQXGAモニターで効率的に処理が行えるのが特徴です。重量も約1.6kgと良い意味でクラスに見合わない軽さになっており、持ち出す機会の多いクリエイターにおすすめです。
マウスコンピューター G Tune P6
CPU | Core™ i7-13700HX |
GPU | GeForce RTX™ 5070 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB SSD |
価格 | 229,700円 |
性能は確保したいけど予算を抑えたいという人には「G TUNE P6」がおすすめ!RTX5070を搭載したモデルは28~30万円あたりが相場ですが、それよりずっと安い約23万円です。CPUが旧世代だったり、モニターが16型180Hzになっていたりとスペックが落とされている部分もありますが正直noteで300Hzとかほぼ出せませんし、CPU性能も配信とか動画編集とかやるのに十分な性能は確保できます。コスパで選ぶならこのモデル!
ドスパラ GALLERIA ZL7C-R57-6A
CPU | Core Ultra 7 255HX |
GPU | GeForce RTX 5070 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
価格 | 279,980円 |
16型WQXGAモニターを採用し、300Hzリフレッシュレートに対応した本格的なゲーミングノートです。CPUには高性能なCore Ultra 7 255HXが搭載されているので、インテル準拠のアプリを使う人にもおすすめ、もちろんゲームもクリエイティブも余裕をもってこなせるパフォーマンスで、配信や動画編集などマルチに活躍してくれるでしょう。
Lenovo Legion 7i Gen 10
CPU | Core Ultra 9 275HX |
GPU | GeForce RTX 5070 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
価格 | 287,783円 |
16型WQXGA・OLEDディスプレイを搭載した表現力に優れたモデルです。CPUもCore Ultra9搭載でパフォーマンスが高く、正確な編集作業も行いたいような配信者、ビデオクリエイターにおすすめのモデルです。セールのタイミングで値段変動が結構大きいので買うタイミングだけ要注意!
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