GeForce RTX5060は、ミドル向けのモバイルGPUです。
Blackwellアーキテクチャを採用したモデルで中心的な存在として多くのゲーマーやクリエイターに受け入れられています。主にフルHD~WQHDゲーミングをカバーしており、高解像動画編集やライブ配信などクリエイティブな領域もターゲットにしています。
あわせて「GeForce RTX5060搭載のおすすめゲーミングノートパソコン」も紹介しますので参考にして下さい。
>RTX5060(Ti)搭載のおすすめデスクトップPC >RTX5060搭載のおすすめゲーミングノートPC >RTX4050搭載のおすすめゲーミングノートPC |
目次
GeForce RTX5060の性能比較
GPU | スコア(PassMark) |
GeForce RTX5070 | 19853 |
GeForce RTX5060 | 17527 |
GeForce RTX5050 | 15458 |
GeForce RTX4060 | 18558 |
GeForce RTX4050 | 15769 |
GeForce RTX3060 | 12151 |
GeForce RTX3050 | 9330 |
NVIDIA GeForce RTX 5060は、2025年春夏頃から市場に出回りだしたGPUです。ミドルクラスで幅広いユーザーに対応できるため、各メーカーも積極的に搭載パソコンを市場に投入。つまり競争が起こっているので割とお買い得モデルも登場しやすい傾向にあります。
RTX5060と従来のRTX4060を比較してもスコアでは大きな差はなく、なんならRTX5060のほうが低くなっています。これはデータがまだ十分にあつまっていないからで実際にはそれなりに進化を果たしているはずです。
とは言え、RTX5060もRTX5050も4000番台から大きく進化したとは言えない状況なのかもしれません。この後しっかりチェックしていきましょう。またこうした数字だけでなく、DLSS 4のMulti Frame Generation(MFG)などのAI機能が強化されている点も見逃せません。
おそらくRTX4060比だと10~20%くらいはスコア向上が狙えるとは思いますが、8GB VRAMである点がネック。WQHD以上の高解像領域で性能を十分に発揮できなかったり、将来的なところで不安を覚えるかもしれません。設置スペースに余裕があるならゲーミングデスクトップパソコンの導入も検討してください。
GeForce RTX5060 ゲーミング性能
FF15
1920×1080(標準品質)
3840×2160(標準品質)
GPU | 設定 | スコア |
RTX5060 | 3840×2160(標準品質) | やや快適(5231) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(14644) | |
RTX5050 | 3840×2160(標準品質) | 普通(4014) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(10345) | |
RTX4060 | 3840×2160(標準品質) | 普通(4493) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(12899) | |
RTX4050 | 3840×2160(標準品質) | 普通(4066) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(11812) | |
RTX3060 | 3840×2160(標準品質) | 普通(4433) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(10672) |
RTX5060は「フルHDで非常に快適」「4K解像度でやや快適」という結果が得られました。RTX4060と比較しても約15%くらいは性能アップしている印象です。最新世代の恩恵をしっかり感じられそうですね。
フルHD解像度なら高設定で多くのタイトルを動かせるでしょうし「ゲーミング」と名がつくなら、これくらいの性能はしっかり確保したいところです。中程度のゲームなら1440pでも中~高設定で60FPSをキープできるでしょう。
モンハンワイルズ
フレーム生成オフ
フレーム生成オン
フルHD/ウルトラ設定 | フレーム生成オフ | フレーム生成オン |
RTX5060 | 快適にプレイできます 18361/54.58FPS |
快適にプレイできます 15172/89.84FPS |
RTX5050 | 問題なくプレイできます 10816/32.66FPS |
設定変更を推奨します 7704/45.29FPS |
モンハンワイルズは、フルHDウルトラ設定だと60FPSを少し下回るくらい。フレーム生成オンにしてやると90FPS近く出せるので快適にプレイできると思います。スコアもRTX5050の倍近く出ていますし、フレームレート的にもRTX5050では不安でしたがRTX5060なら問題なしという印象です。
GeForce RTX5060で遊べそうなタイトル
多くのタイトルをフルHD高設定で遊べるでしょう。
GeForce RTX5060がおすすめな人
- ゲーミングPCをメインで使う人
- フルHD~WQHDゲーミングをカバーしたい人
- 高解像動画編集やライブ配信をしたい人
- ミドルユーザー、中級者向け
GeForce RTX5060が搭載されたゲーミングパソコンなら、パフォーマンスをしっかり確保できて多くのタイトルを快適にプレイできるでしょう。VRAM容量的なところがやや不安材料で、最新タイトルをゴリゴリの設定で遊ぶとか、数年後に発売されるタイトルにもしっかり対応したいというのは少々難しいかもしれません。そこはノートの宿命と言ってもよいかもしれませんね。
メインで使えるゲーミングノートPCが欲しいとか、デスクトップは置けないけど性能はちゃんと確保したいみたいな中級者の方におすすめできるGPUです。
GeForce RTX5060搭載のおすすめノートパソコン
マウスコンピューター G-Tune P5
CPU | Core™ i7-13620H |
GPU | GeForce RTX™ 5060 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB SSD |
価格 | 209,800円 |
今回のテストで使用したマウスコンピューターのゲーミングPCです。スタンダードな15.6型モデルでゲーミングノートらしい利便性を備えたモデルです。WQHDモニターで作業性もよく、165Hzで動きの速いゲームにもしっかり対応できます。標準で3年間保証がつくのも嬉しい。
Lenovo Legion 5i Gen 10
CPU | Core i7 14700HX |
GPU | GeForce RTX 5060 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
価格 | 193,450円 |
15.1型WQXGA165Hz有機ELディスプレイを搭載した個人的にイチオシモデルです。ターボチャージャー付きファンと大型3D銅製ヒートパイプの組み合わせによる「Legion Coldfront: Hyper」が静音と冷却を維持しながら性能を引き出します。メモリとストレージ容量が最初からしっかり確保されているためカスタマイズ不要なのも嬉しい。1週間ごとくらいで価格が変動しているので購入するタイミングに注意!
マウスコンピューター DAIV S5
CPU | Ryzen™ AI 7 350 |
GPU | GeForce RTX™ 5060 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB SSD |
価格 | 239,800円 |
Copilot+ PCに対応したAMD Ryzen AIシリーズ搭載!RTX5060の性能をしっかり引き出しつつ、写真や動画編集、ゲームをマルチに楽しめます。15.3型2,560×1,600で高精細かつ緻密な表現が可能で、sRGB比100%の色域をカバーするのでWEBコンテンツ制作にもバッチリ!重量も1.92kgとクラスの割に軽量でWi-Fi 7 にも対応しています。
ドスパラ GALLERIA RL7C-R56-5N
CPU | Core i7-14650HX |
GPU | GeForce RTX 5060 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB SSD |
価格 | 199,980円 |
15.6型144Hzリフレッシュレートに対応したゲーミングノートです。ゲームやクリエイティブを問題なくこなせるパフォーマンスで20万円を切っているのが嬉しいポイント!配信や動画編集を行う予定なら32GBメモリにカスタマイズ推奨。
ドスパラ GALLERIA XL7C-R56-6A
CPU | Core Ultra 7 255HX |
GPU | GeForce RTX 5060 |
RAM | 16GB |
SSD | 1TB Gen4 SSD |
価格 | 269,980円 |
16型の大型モニターを搭載しているため、ジックリ作業したい人におすすめのモデルです。CPUがゲーミングノートPCやクリエイティブ作業向けのHXシリーズなので処理能力を重視する人にも向いています。メインPCとして利用する人、高度な編集作業を出先でやりたいというこだわり派に選んでもらいたいモデル。
まとめ
・GeForce RTX5060は十分なゲーミング性能!
・RTX4060の約15%以上の性能を発揮!
・搭載モデルは20万円前後!
RTX5060シリーズならゲーミング性能をしっかり確保できます。下位のRTX5050だと最新ゲームで厳しい現実をつきつけられるケースもあるので、ゲーム目的ならRTX5060クラス以上を選びたいところです。このクラスだと配信や高解像動画編集を行う予定の人もいると思うので余計に性能はしっかり確保しておきたいところです。
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