パソコンのパーツの中でも最も重要なのが「CPU」です。
写真編集やRAW現像といった、クリエイター向けの作業はCPU負荷が高いのでできるだけ性能の良いパーツを選択しましょう。
今回はノートパソコン用に開発された、Intel製第10世代CPUの「Core i5-10300Hが搭載された、おすすめのパソコン」を紹介していきたいと思います。
目次
Core i5-10300Hの性能(スコア)は?
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i5-10300H | 9501 | 2.5GHz(4.5GHz) | 4コア8スレッド | 45W |
Core i5-9300H | 8212 | 2.4GHz(4.1GHz) | 4コア8スレッド | 45W |
Core i7-10750H |
12688 | 2.6GHz(5.0GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
Core i7-9750H | 11600 | 2.6GHz(4.5GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
Core i7-8750H | 10516 | 2.2GHz(4.1GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
Core i5-9400 | 9395 | 2.9GHz(4.1GHz) | 6コア6スレッド | 65W |
第10世代のCore i5-10300Hは、従来モデルのCore i5-9300Hと比較すると約15%スコアが向上しています。これはデスクトップCPUのCore i5-9400に匹敵するレベルです。
ライトユーザー向けのCPUとは言え、個人的にはスコアが10000前後になってくると写真編集や動画編集といった作業でも快適になってくると感じます。もちろん過度な期待は禁物ですが大抵の作業はこなせると思って間違い無いと思います。
なんといってもCore o5-10300Hを搭載したノートパソコンは比較的安く、10万円前後で手に入ることも普通にあります。手軽にパソコンでの作業を楽しみたいというユーザーにはぴったりのCPUになるでしょう。
パーツの選び方については「パソコン・スペックの選び方」という記事でも解説しているので参考にして下さい。
RAW現像の時間を比較
いくら数値で良いと言っても実際に動かしてみないと実力はわかりません。そこで、一眼レフで撮影したRAWデータ150枚をJPEGに変換する時間を計測してみました。
CPU | 処理時間 |
Core i5-10300H | 6分12秒 |
Core i7-10750H | 5分10秒 |
Core i7-9750H | 5分35秒 |
Core i7-7700HQ |
7分34秒 |
RAW現像の処理時間は6分程度と決して速くはないものの、編集作業でもたついたりといった感じはしません。これと決めて数枚〜十数枚程度を現像するスタイルの人なら十分な性能です。
従来のCore i7よりも作業短縮に成功していますので、数年前のモデルを使っている人なら買い替えを検討しても良いと思います。
Core i5-10300Hがおすすめな人
- 手軽に使えるノートパソコンが欲しい人
- 写真編集(RAW現像)を楽しみたい人
- 予算が10万円前後という人
ちなみに、少しでもお得に高性能なCPU搭載パソコンを手に入れたいなら、キャンペーンを狙ってみるのも手です。>BTOパソコンショップのキャンペーン・セール情報まとめ
Core i5-10300H搭載のおすすめPC
ここからはCore i5-10300Hを搭載したおすすめパソコンについて触れていきたいと思います。
ドスパラ GALLERIA GCL2060RGF5
CPU | Core i5-10300H |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX 2060 |
ストレージ | 500GB M.2 SSD |
個人的にイチオシなのがGALLERIA GCL2060RGF5です。グラフィックにRTX2060を採用しており最新ゲームをリアルな映像で楽しむことが可能です。144Hzリフレッシュレートに対応しているのも見逃せません!メモリやSSDも十分な構成になっており、これで税別11万円台は破格だと思いますね。
ドスパラ GALLERIA GCR1650TGF
CPU | Core i5-10300H |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce GTX1650Ti |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
ドスパラのガレリアノートです。税別で10万円を切る価格なのにグラフィックがGTX1650Tiとやや強めです。気軽にゲームを楽しんだり、動画編集を試したりといった用途に最適です。SSDの速度も3000MB/sを超えておりサクサク気持ち良い動作をします。
Lenovo Legion 550Pi
CPU | Core i5-10300H |
メモリ | 8GB |
グラボ | GeForce GTX 1650 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
Core i5-10300H×GTX1650の組み合わせてカジュアルに楽しむことができるノートパソコンです。税送料込みで10万円を切っており安いです。ただしクリエイティブワークで使うにはメモリが不安なので16GB以上にカスタマイズすることをおすすめします。
ASUS TUF Gaming F15
CPU | Core i5-10300H |
メモリ | 8GB |
グラボ | GeForce GTX1650 |
ストレージ | 512GB SSD |
ミリタリーグレードのタフさをもったゲーミングノートパソコンです。天面にメタル素材を採用するなど安っぽさはありません。Core i7-10750Hを採用したモデルが選べるのも特徴です。
まとめ
・Core i5-10300Hはカジュアルに楽しめる性能が魅力!
・価格が安く、10万円前後の製品が多い!
いかがでしたか?Core i510300Hの魅力が伝わったでしょうか?もし他のCPUが気になるのであれば「RAW現像・写真編集におすすめのCPUは?」という記事でチェックしてください。
またケースバイケースですが上位CPUのCore i7-10750Hを採用したモデルも1-2万円の追加で購入できる場合もあります。長く使うおつもりでしたら、こちらも合わせて検討ください。
当ブログは予算や目的、パーツなどからおすすめのパソコンが選べるような作りになっております。ぜひトップページからお気に入りのパソコンを探してみてくださいね。