パソコンでゲームをするならデスクトップが人気です。それは性能が良いマシンが比較的安価で手に入るからです。しかし設置場所で悩んだり、どうしてもモバイルしたいのでノートパソコンを選びたいという人も中にはいらっしゃるでしょう。
そしてパソコンでゲームをしたいと言っても性能はピンキリ。「ゲーミングPCはどれを選べば良いかわらかない?」という人も多いのではないでしょうか?そこで今回は「デスクトップに負けない!ゲーム向けのノートパソコン」をご紹介したいと思います。
ゲーム向けノートパソコンでチェックすべきポイント
ノートパソコンの悩ましいところは、性能と重さをはかりにかけないといけない点です。高性能になれば重くなりますし、軽量すぎて非力なパソコンでは本来の目的を果たせないかもしれません。
しかもゲームによって推奨スペックが違うので、1つのパソコンに絞ることは非常に困難に思えてきます。買おうと思っているパソコンが、やりたいゲームに対応しているかチェックする方法は「ベンチマーク」「推奨スペック」です。→ゲームに必要なスペックの確認方法とおすすめPC
そしてノートパソコンには必ずチェックしてほしいことがあります。
- 重さと性能が釣り合っているか?
- 液晶サイズは長時間プレイでも快適か?
少なくともこの2つはチェックするようにしましょう。この2つをもう少し詳しく解説してみます。
おすすめモデル3選!
手っとリ早くおすすめを教えてという人のために厳選したモデルを3つ紹介します。
マウスコンピューター G-Tune P6
CPU | Core i9-12900HX |
GPU | GeForce RTX4060 |
RAM | 16GB |
SSD | 512GB |
価格 | 17万4900円 |
Lenovo LOQ 15IRX9 | 10万円のゲーミングノートPC
CPU | Core i5-13450HX |
GPU | GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
価格 | 10万9890円 |
マウスコンピューター DAIV R6-I7G60SR-A
CPU | Core i7-13650HX |
GPU | GeForce RTX 4060 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB |
価格 | 27万9800円 |
重さと性能が釣り合っているか?
ノートパソコンならなんでも持ち歩けるというのは誤解です。性能がよくなればなるほど重たくなっていくのが普通です。3Kgを超えるようになってくると現実的に持ち歩くのは困難になってくるでしょう。
忘れてはいけないのがACアダプターで、中には2つ付いてくるようなノートパソコンも存在します。ちなみに当ブログでよく紹介しているような高性能ゲーミングノートPCってアダプターも大きい傾向にあります。。
モバイルできるのがノートパソコンのメリットでもありますし、自宅で気分を変えるために場所を変えたいということだってあるはずです。たまに持ち運ぶのか?それとも頻繁に持ち運ぶのか?その辺もよく考えて性能と重さのバランスを見極めましょう。
液晶サイズは長時間プレイでも快適か?
重さに直結するもう1つの要因が液晶のサイズです。ノートパソコンの主流は13型、14型、15型、17型あたりです。中でも15型が最も普及しているサイズになります。液晶が大きくなると迫力のある画面でゲームを楽しむことができますが、当然重たく大きくなります。
17型のノートPCは、はっきり言ってモバイルには向きません。僕が使っているのは主流の15型ですが、それでも大きめのカバンを用意する必要があります。1日持ち歩くと背中が痛くなることもありますし、大きくて重たいパソコンを常に持ち歩いても後悔ばかりつのるだけでしょう。
・13/14型のおすすめノートPC
・15型のおすすめノートPC
・17型のおすすめノートPC
液晶をチェックする3つのポイント
- 解像度
- 光沢・非光沢
- リフレッシュレート
結構語り尽くされている感もあるのですが、液晶つきのノートパソコンだからこそ良いものが搭載されたモデルを選びましょう。
おすすめは反射や写りこみの少ない非光沢(ノングレア)タイプで、長時間の視聴でも目の負担が小さくなります。解像度はフルHD(1920×1080)が一般的です。
画面の解像度は年々よくなって、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)に対応したものもあります。解像度が高いと作業性があがるのでクリエイティブな作業をする人にはおすすめですが、ゲームがメインだとそこまで必要ありません。
せっかくの高解像でも性能が追い付かずにフレームレートを出せなければ意味がありませんし、無駄に高リフレッシュレートに対応したモデルを選んでも価格が跳ね上がってしまうのでフルHD(もしくはWQHDくらい)を選ぶのが一般的です。
リフレッシュレートは1秒間に何回描画してくれるかを表した数値です。普通の液晶は60Hzで1秒に60回描画してくれます。高性能なものは120Hz以上で描画してくれるので画面が滑らかに見えます。FPSやアクション系の動きの激しいゲームがしたいなら120Hzがおすすめです。最近はゲーミングノートでも300Hzとか超がつくほど高性能なタイプもあるので、こだわりたい人はそういったタイプを選ぶのも良いでしょう。
CPU・メモリ・グラフィック・ストレージ・パーツの優先順位は?
ゲームを快適に遊びたいならグラボを優先して高性能なものにしましょう。最近のゲームはCPU性能も求められるのも忘れてはいけません。読み書きが高速なSSDなら、パソコン全体のキビキビ感が劇的に変わります。
あえて順位をつけるなら「グラボ」「CPU」「SSD」「メモリ」ということになるでしょうか。
考え方は色々ですが「Core i5」「8GBメモリ」「GPU搭載」「SSD」あたりが最低ラインだと考えてもらって差し支えないと思います。
パーツのことがよくわからない人は以下の記事が参考になります。
グラボはどれを選べばいいの?
CPUやマザーボードに搭載されているグラフィック機能は「オンボード」と呼ばれます。独立したグラボと比較すると性能が低いため、ゲームを快適に遊びたいのであれば避けましょう。
つまりグラフィックボードは必須だと考えてください。ユーザー層によって人気が分散しているのでよく考えてチョイスしたいパーツがグラボです。
エントリー(初心者)層に人気のグラボ→RTX3050シリーズ ミドル(中級者)層に人気グラボ→RTX4060、RTX5060シリーズ ハイエンド(上級者)層に人気のグラボ→RTX4070シリーズ以上 |
【参考:グラボのベンチマーク】
※クリックで、そのグラボが搭載されたおすすめパソコンの紹介ページへと移動します。
GPU | PassMarkスコア |
GeForce RX4070 | 19904 |
GeForce RX4060 | 18458 |
GeForce RX4050 | 15083 |
GeForce RTX3070 | 14140 |
GeForce RTX3060 | 12151 |
GeForce RTX3050 | 9330 |
GeForce GTX1650 |
7002 |
GeForce MX550 | 4534 |
知りたいグラボが表にない場合は「GPUベンチマークまとめ」を参照ください。
各ベンチマークはPassMark社が公開しているスコアを参考にさせていただいております。性能を保証するものではございませんのでご了承ください。
エントリークラスは価格重視の人におすすめ
とにかく少しでも安くゲームが遊べるノートパソコンが欲しいという人には、RTX3050シリーズが搭載されているモデルがおすすめです。画質は多少落としてもゲームが動けばOKという人に向いています。
ドスパラ GALLERIA RL7C-R35-5N
CPU | Core i7-13620H |
GPU | GeForce RTX 3050 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB SSD |
価格 | 11万9980円~ |
Core i7と専用グラフィックスを搭載しながらも価格が約12万円のコスパに優れたモデルです。公式サイトのゲーミングノートPCランキングでも上位に位置し、高い人気を誇ります。おまけに人気のマインクラフトが同梱されているのも嬉しいポイント。早ければ翌日出荷してくれるので急ぎでPCが必要って人にもおすすめです。
マウスコンピューター mouse K5
CPU | Core i7-1270H |
GPU | GeForce RTX2050 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB |
価格 | 13万9800円~ |
マウスコンピューターのmouse K5シリーズは、ブランド内でもトップクラスの人気を誇るモデルです。一般向けモデルとしては珍しく独立グラボを搭載し、パフォーマンス面でも優秀です。写真編集やイラストなどを中心に作業する人にもお勧めで、簡単な動画編集くらいなら対応できます。下位モデル(16GB/500GB)は12万9800円でさらに安く購入できますが、差額一万円でメモリとストレージが倍になる上位モデルがおすすめです。
ドスパラ GALLERIA XL7C-R45H-6
CPU | Core Ultra 7 155H |
GPU | GeForce RTX 4050 |
RAM | 16GB |
SSD | 1TB |
価格 | 15万9980円 |
16インチ液晶 (1920×1200)を搭載したゲーミングノートです。Core Ultra 7 155Hを採用し、AI処理や電力効率を高めたモデルです。グラフィックにGeForce RTX4050が採用されているので、比較的重たい処理も快適に行えるのが特徴です。価格は15万円台後半で、しっかりと快適性を求めたい人におすすめのモデルになっています。
ミドルクラスがスタンダード!悩んだらここから選ぼう
これからゲームをやってみたいなという人や、そこそこ安くて性能がよいパソコンが欲しい人におすすめなのがミドルクラスのグラボを搭載したモデルです。国内のオンラインゲームのほとんどで快適な動作をします。性能と価格も釣り合っていて人気があるのも特徴です。
Lenovo LOQ 15IRX9
CPU | Core i7-13650H |
GPU | GeForce RTX 4060 |
RAM | 16GB |
SSD | 512GB |
価格 | 15万4880円 |
マウスコンピューター G Tune P5-I7G60WT-B
CPU | Core i7-13620H |
GPU | GeForce RTX 4060 |
RAM | 16GB |
SSD | 1TB |
価格 | 20万9800円 |
ドスパラ GALLERIA RL7C-R46-5N
CPU | Core i7-13620H |
GPU | GeForce RTX 4060 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB |
価格 | 15万9880円 |
ハイエンドクラスなら重たいゲームも快適!
現実的な価格で高性能が手に入れられるのがRTX4070シリーズです。どのゲームでも性能不足に陥ることはまずないでしょうし、フルHDなら100fpsを超える場合がほとんどです。ゲーミングモニターを接続して遊ぶのも良いでしょう。
画質や性能に少しでもこだわりがあるならRTX4070シリーズ以上を選んでおくことをおすすめします。
マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-A
CPU | Core i7-13700H |
GPU | GeForce RTX 4060 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB Gen4 SSD |
価格 | 27万9800円 |
ドスパラ GALLERIA XL7R-R56-6A
CPU | Ryzen AI 7 350 |
GPU | GeForce RTX 5060 |
RAM | 16GB |
SSD | 1TB |
価格 | 26万9800円 |
マウスコンピューター DAIV R6-I7G60SR-A
CPU | Core i7-13650HX |
GPU | GeForce RTX 4060 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB |
価格 | 27万9800円 |
16型WQXGAモニターはDCI-P3 100%/240Hzに対応し、出荷前にキャリブレーションをしてくれます。重量はありますが、トリプルファンを採用し冷却能力を維持することに優れたモデルでもあります。継続的に高負荷な作業を行うゲーマー、クリエイターの救世主的モデル。
まとめ
・ノートパソコンも性能に妥協することなかれ!
・重視するのはグラボ!レベルや用途にあわせて賢い選択を!
当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの1台を見つけてください。